会社員はホワイト企業の夢を見る

業務日誌です。バブル世代への愚痴が多いです。

トップダウンはイマイチなことが多い

戦略部から、次の開発の案がきた。

いつものことだが、仕様があいまいだ。
スケジュールも、タスク見積もりが甘く厳密さに欠ける。
費用計画も厳しそう。
こんなものを戦略と言わないで欲しい。

トップダウンの案件はイマイチなことが多い。
ものをつくる、計画を実現することに対して想像力が働かないから、案がフワッとしてしまうのだと思う。
現場を理解していない、とも言う。

仕様のヒアリング、ブラッシュアップの打ち合わせがまた長い。
開発を理解していないから、とんでもない事を思いつきで平気で言う。
じゃあお前やってみろよ、って言いたくなる。
いつも同じやり取りで漫才のようだ。

日本ではものづくりが軽視される傾向にあると思う。
上流設計とかかっこよく言うけど丸投げしてるだけみたいなことはよくある。
いっそエンジニアだけでチームを組んで仕事したら、意外と良い仕事ができるのではないだろうか。







勉強と仕事は似ている

少し前に、会社から言われて資格試験を受けた。
合格率30%程度の、よくあるタイプのやつだ。

勉強と仕事は似ている。
どちらも、まず何をすべきかをしっかり考える。
それが決まったらあとはひたすらやる。
機を見て立ち止まってまた考える。
を繰り返す。

やることを考えるところは超慎重に。
決まったら無心でひたすらやる。

やりながら考えるのはダメ。
立ち止まらないと、周りの景色がよく見えないから。

今回は、過去問5年分を2週することにした。
残りの日付から一日あたりにやる量を算出した。
更に朝、昼、夜に割当して、計画表を作った。
念の為、予備日も確保した。
計画表に実績を書く欄を作って、やってきた量と残りの量がわかるようにした。

あとはひたすらやる。
計画からずれてきたら立ち止まって計画をみなおす。

こんな感じで一発合格できた。
計画がうまくいくとやっぱり嬉しい。

仕事と勉強で違うのは、仕事は他の人の計画も入ってくることだ。
他の人は完全に不確定要素で、悪い方に傾くと一気に回らなくなってしまう。


一人でやる勉強は気が楽で良いね。






ボトムアップ提案と理由

戦略部の部長に、製品の提案をした。
ボトムアップというやつだ。

こんなことできればやりたくないが、2つの理由がある。

1つ目は、自分のスキルアップを優先させるため。
今回は、armマイコンにosを搭載する組み込み製品、およびBlazorというC#でwebアプリが作れるフレームワークのスキルを磨きたい。
そのための製品企画をひねり出して、ラズパイでプロトタイプを作って持っていってみた。

2つ目は、ボトムアップすることで、こいつは放っておいてもある程度自走してくれる、という認識を与えるため。
これによって、上からの意味不明な指令や、面倒な雑用からある程度逃れることができる。
攻撃は最大の防御、という考えである。

プロトタイプとそれなりの戦略をパワポで作って持っていったら、お金をかけず進められるところまで進めてみて、と想定通りのお言葉を頂いた。
責任は取らないけど、まぁとりあえずやってみたら、ということだろう。


一応話を通したので、しばらくは好きにやらせてもらおう。






一駅ウォーキング健康法

通勤の帰り道、一駅歩いている。

社会人になってから、めっきり運動をしなくなった。
一日10時間もパソコンに向かって座り、体を動かすのは駅の階段くらい。
こんなの不健康に決まっている。
肉体だけでなく精神も病むだろう。
すぐにやめたほうが良い。

歩くのは時間にして30分。
場所は東京の下町と言われる辺り。
続けて半年になるが、体重は3kg減り、お腹がちょっと引っ込んだ。

歩く時間が、今では考え事をする時間になった。
仕事以外のことをよく考えている。
今後の身の振り方、休日の過ごし方、趣味の電子工作で次に作るもの、などなど。

毎日、30分の考え事は、人生の方向性を微調整するのにちょうど良い時間となっている。





工場見学の所感

仕事で、取り扱っている製品を生産している工場を見学した。
生産技術の知見を持っていないので、特に指摘できることもないだろう。
本当にただの見学だ。見るだけ。

車などのような大量生産でもハイテク製品でもないので、地味な工場だった。
ラインがあって、人が製品を組み立てている。
申し訳程度に自動化の機械と生産管理システムが作動している。

事務所に戻ってから、レポートを書けと言われて困ってしまった。
見るだけ以外の他の意味はなかったからだ。
何の成果も得られませんでしたとは、とても言えない。

しょうがないので、いつもの、切り口をそれっぽく書く手口で誤魔化した。
工場なので、生産工数、無駄の排除、品質維持あたりが目下の課題でしょうから、そのあたりに適当に紐づけてレポートを書く。

そうして、本心とは異なるレポートが完成する。





モチベーションという、あったほうが良いけど別にいらないもの

社会人になってから、モチベーションを保つのがとても困難だった。
仕事は9割面白くないし、上司はモチベーションを下げる発言ばかりするし、同僚と飲みに行っては会社の愚痴ばかり言っていた。

モチベーションを上げるために、本を読んだ。
ゲーム感覚を取り入れるとか、自分なりの工夫をするとか、社外の交友関係を作るとか、全部やったけどダメだった。

きっと今の職場は自分に合わないんだと思って、社内公募で部署移動したけどダメだった。
移動先でも同じ、仕事は9割面白くないし、上司はモチベーションを下げる発言ばかりするし、同僚と飲みに行っては会社の愚痴ばかり言っていた。

会社を変えてみた。
それでもあまり状況は変わらなかった。

きっと仕事はつまらないものなのだろう。
そう結論づけた。

ふと気づいたのだけど、別にモチベーションが保てなくても、仕事は進むし、それなりに評価もされてきた。
やらなければならないという義務感があれば、モチベーションはいらないのだと思う。

最近、「〇〇さんってやる気あるよね」って言われた。
「ないですよ」って答えておいた。
きちんとタスク管理して仕事を消化しているのを見て、やる気があると思われたのかな。

やる気とかモチベーションとか、別になくても何の問題もなかったのだ。